【感想】夢をかなえるゾウ、当たり前のことを当たり前にやる人っていいよね。約10年前のベストセラーは今読んでも面白い!
夢をなくしたサラリーマンと関西弁のゾウの神様が繰り広げる、「
笑えて」「泣けて」「タメになる」 全く新しいエンターテイメント小説。
本書の形式は、
ガネーシャが与える計29個の課題を一つずつ青年が実践します。
苦手科目って誰が決めたん?できないから苦手なだけよね。
じゃあ出来るようになったら苦手じゃなくない?
いつの間にかできないって思い込んでそういう自分を作った自分が いるんよね。 (レペゼン地球 YouTubeより)
- 靴を磨く
- コンビニでお釣りを募金する
- 食事を腹八分におさえる
- 人が欲しがっているものを先取りする
- 会った人を笑わせる
- トイレ掃除をする
- まっすぐ帰宅する
- その日頑張れた自分をホメる
- 1日何かをやめてみる
- 決めたことを続けるための環境を作る
- 毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
- 自分が1番得意なことを人に聞く
- 自分の苦手なことを人に聞く
- 夢を楽しく想像する
- 運が良いと口に出して言う
- ただでもらう
- 明日の準備をする
- 身近にいる一番大事な人を喜ばせる
- 誰か1人のいいところを見つけてホメる
- 人の長所を盗む
- 求人情報誌を見る
- お参りに行く
- 人気店に入り、人気の理由を観察する
- プレゼントをして驚かせる
- やらずに後悔していることを今日から始める
- サービスとして夢を語る
- 人の成功をサポートする
- 応募する
- 毎日、感謝する
- アイザック・ニュートン
- ビル・ゲイツ
- イチロー
- ジョン・ロックフェラー
- 松下幸之助
- 本田宗一郎
- ヘンリー・フォード
- ハーブ・ケレハー(サウスウエスト航空創業者)
- ケインズ
- スティーブン・キング
- 手塚治虫
- カーネルサンダース
- アイゼンハワー
- リンカーン
- 福沢諭吉
- ナポレオン・ボナパルト
- シャネル
- ピーター・ドラッガー
- マイケル・ジョーダン
- リチャード・ブランソン(ヴァージン・グループの創業者)
- ノエル・ゴルダン(パイ・アナーキスト。50名以上の著名人にパイ投げ成功)
- トーマス・エジソン
- ウィリアム・シェイクスピア
- ランス・アームストロング
- 孫子
- ロベルト・ゴイズエタ(コカ・コーラ社の元CEO)
- ウォーレン・バフェット
- アンドリュー・カーネギー
- モーツァルト
- サム・ウォルトン(ウォルマートの創業者)
- スティーブ・ジョブズ
- チャールズ・ダーウィン
- タイガー・ウッズ
- アルバート・セント・ジョルジ(ビタミンCの発見でノーベル賞受賞)
- イワン・ツルゲーネフ(ロシアの小説家。著書に猟人日記)
- マーティン・ルーサー・キング
- ジョン・スカリー(ペプシコーラの社長、アップル・コンピューターのCEOを歴任)
- ライト兄弟
- グレン・カーチス(アメリカ航空界の先駆者。ライト兄弟のライバルとして有名)
- エステル・ゴランタン(ヨーロッパ最高峰の女優)
- フロイト
【感想】僕らが毎日やっている最強の読み方。ネットは記憶に残らないからコスパが悪い。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (23件) を見る
この2人の対談。
新聞の読み方、テレビニュースの見方、ネットの使い方、書籍の読
知識人の2人の含蓄のある言葉を、今回は引用を交えて紹介していきます。
今回は、その中で特に響いたものについて引用を交えて紹介する。
まず、新聞の読み方について。
新聞は2紙以上読むこと
をオススメしています。
これは、知識や思想に偏りがでないようにするためです。
各新聞社に特徴があることを踏まえて、新聞は2社以上読むことを
以前は各新聞社の記事に大きな差異は無かったといいますが、2013
NHKの籾井会長就任時や安倍首相の靖國神社参拝の取り上げ方か
また、新聞は端から端まで読む必要は無いといます。
朝刊の文字数はおよそ20万字、書籍にすれば新書約2冊分。じっ
そのため、新聞は1から10まで読み込もうとするのではなく、気
あの2人でもそうしているということ
新聞の読み方から変えてみるのが身近なアクションかもしれませんね!
さらに、
ネットの記事を漁ること、いわゆる
ネットサーフィンはコスパが悪いと一刀両断しています。
ネットの情報は玉石混交で、そこから「玉」だけを選ぶのは、かなりの知識とスキルが必要ということです。
誰もが情報発信できるということは、裏を返すと、新聞や雑誌がもつ「編集」と「校閲」という重要な2つの機能が欠如しているとい うことです。
ひとことで言うと、ネット空間は「ノイズ過多」なんですね。ノイズ情報をいかに除去するかが、ネットから「玉」の情報を得るポイ ントです。
ネットで得られる情報の多くは二次情報、三次情報です。(本書より引用)
ネットの情報は原文がどこなのか隠れやすく、玉石混交。
そのため、原点を探し当てることに労力がかかるといいます。
ネットの記事も、結局は新聞の記事から来ていることが多いそうです。
その意味でも新聞をもっと読むことが原点にあたる秘訣ですね。
また、上記を踏まえて、
ネットは上級者のツールである
と分析しています。
さらに、
プリズム効果によってほとんど記憶に残らないため
ネットはコス
プリズム効果とは、
特定の情報が大きく見えることでほかの情報が見えにくくなってしまうことです。
プリズム効果について詳しくはこちら。
ネットは上級者のツールですね。
上手に活用すれば、マスメディアが報じない情報を広く深くとることもできるが、活用するスキルをもたないと、時間ばかりを浪費し てしまう極めて効率の悪いツールにしかならないわけです。
(中略)
ネットにはプリズム効果があります。
ネットサーフィンの良くない点は、時間の浪費に加えて、そこで見た情報がほとんど記憶に残らないことですね。 (本文より引用)
プリズム効果、、、
特定のものしか見えなくなるのが恐ろしいですね。
ネットを見続けると馬鹿になる
というのは迷信ではないのかもしれません。
もちろん、どんなツールも使い方次第なので
上手に活用する、使い分けることが惑わされない方法ですね!
まとめ的なもの
知の巨人2人の対談
特に新聞の読み方や、ネットの使い方についてこれまでと全く違う
変身した気分です。
※この場合の変身は「勉強」の意味です。
勉強とは変身である、について詳しくはこちら。
represent-suzuki.hatenablog.jp
一生変身し続けるために、先人から大きな激励を受け取った気分です。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
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【感想】頭に来てもアホとは戦うな!アホには時間を使わず、自分に時間を使おう!!
25万部売り上げている本書。
2014年に出版され、今年2018年話題のビジネス書として注目を集めています。メルカリやAmazonの人気ランキングでも上位に入っているビジネス書です。
著者紹介
1963年生まれ。山一証券に新卒入社。日本の元政治家。元参議院議員。元自由民主党。
(Wikipediaもとに作成)
本書は読んだざっくりとした感想は、
これ自己啓発本じゃん!です。
タイトルにある「アホとは戦うな」という挑戦的なテーマはキーメッセージというより、本書のなかの一要素といった感じ。
本書では、著者の経験に基づいたアドバイス、愛読書や尊敬する人物(孫子の
キーメッセージは、
自分らしく生きる方法。
これだと思います。
どうでもいい他者のために時間を使わず、自分自身のために時間を使おう、と。
著者は特に政界に身をおいていたので、人一倍時間や人付き合いに関する感覚が敏感なのでしょう。
ちなみに、本書における「アホ」とは、以下の特徴を持つ人間を指します。
ここで想定するアホとはどんな人物だろうか?
一言で言えば、あな
たがわざわざ戦ったり、悩んだりする価値のない人間である。そし て不条理な人物である。 あなたにとって一見、目障りで邪魔である
。時として正当な理由もなくあなたの足を引っ張ってくる当たり屋 でもある。あなたに体当たりして絡んで、自分の価値を上げようと する人間だ。 (本書より引用)
印象的な部分
タイムコスト
という考え方を著者は提唱しています。
タイムコストを考えよ
何をするにしても自分の時間価値を常に意識しよう。1時間あったら何が生み出せるかを考えるのだ。
対人関係で思い悩んだり、苛立ったりする時間があれば、その時間で英語やビジネススキルを勉強したり、友人や家族と楽しく過ごし たり、英気を養うためにリラックスしてしゅみにいそしんだりした ほうがずっと生産的だ。
人生は長いと思うが、時間の使い方を誤ればこれほど短いものはない。他者に固執する人間はタイムコストを計算していない。 自分の
時間価値をわかっていないのだ。だから時間を無駄にする。
自分の時間をうまく投資すればどれだけの価値が生めるか?それを考えていれば、アホを相手にする時間がいかに無駄かわかるだろう 。
怒りに固執したり、張り合ったり、おせっかいをしようとしたりするすべてが、自分の時間価値をわかっていないことからくる。人間 に一番平等に配分され、それでいて人生で最も大切な資源は時間だ 。時間こそが価値を生む。
(本書より引用)
自分の時間をアホ、いわゆるどうでもいい人に時間を使っていませんか?
それは、とってももったいないことですよ、と著者は警鐘を鳴らしています。
時間こそ価値。
自分の時間を自分に投資すればどれだけの価値を生むことができるのか。
タイムイズマネーではなく
タイムイズライフだろ
と話していました。
時間はお金ではなく、人生に直結します。
自分が費やした時間の積み重ねが自分の人生になります。
タイムコストを意識して、自分の人生を自分らしく過ごしましょう。
最後に
本書を通じて何度も語られているのは、
「相手の立場に立って相手
言い換えれば、恕です。
恕とは、思いやりのことです。
あの大谷翔平選手を育てた北海道日本ハムファイターズ
自分の時間を過ごすこと、
思いやりを持つことが一度しかない人生を豊かにする秘訣です。
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/07/08
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【感想】司馬遼太郎から学ぶ日本史。坂本龍馬は司馬遼太郎のおかげで有名になった!!
著者紹介
1970年生まれ。歴史学者。(日本近世・近代史・日本社会経済史)。国際日本文化研究センター准教授。単著多数、歴史を扱ったもので10冊以上を数える。(Wikipediaを基に作成)
本書の紹介
数々の歴史小説を著した司馬遼太郎の人生・著作や執筆へ
本書の章立て
第1章 戦国時代は何を生みだしたのか
第2章 幕末という大転換点
第3章 明治の「理想」はいかに実ったか
第4章 「鬼胎の時代」の謎に迫る
終章 二一世紀に生きる私たちへ
司馬遼太郎の執筆背景さっくり解説
司馬遼太郎が生きた1923年から1996年までの72年間
この期間は太平洋戦争も含まれます。
司馬遼太郎自身が太平洋戦争に参加した経験をもとに
なぜ日本が世界と戦
数々の著作からメッセージを送ってきました。
内容紹介
なぜ日本が世界と2度の戦争を起こしてしまったのか
なぜ日本は失敗したのか
なぜ日本陸軍は異常な組織になってしまったのか
という疑問から、その原因を歴史に求めました。
その一つの原因を大日本帝国憲法の制定の背景に指摘しています。
大日本帝国憲法についてですが、
当時のドイツはヨーロッパでは後
進的な国で、市民社会がまだできておらず、君主の権力が非常に強 いものでした。 それが当時の指導者・伊藤博文たちには、日本の国
情によく似合っているように思えたのです。
ヨーロッパという名の憲法国家のブティック(洋服屋さん)に日本が入ってみたようなものです。 その当時、ドイツという服を着て歩
いているのがいちばん華々しく、自分の体にも合いそうでした。 ちょうどいいと、試着室でプロイセン・ ドイツの服を着てみたところ、これがなかなかピッタリでした。天 皇や政府といった頭や上半身の大きな当時の日本の体つきに合って いたのです。
指導者のなかには大隈重信や学者の福沢諭吉のように「イギリスの服のほうがいい」と言い張った人もいました。しかし、伊藤博文た ちは「だめだ」と言って、大隈を政府から追いだし、結局、 ドイツ服を買って帰りました。
そして、天皇の国家がドイツ服を着て大日本帝国を名乗ったのです。ところが、このドイツ服には落とし穴がありました。
この服に合わせた軍隊ブーツ(軍靴)が、なんと一度履いたら死ぬまで踊り続ける「赤い靴」だったのです。
日本は軍事国家になって踊り続け、右足の陸軍、左足の海軍という
足を切り落とされるまで止まらなかったという、恐ろしい結果にな ったというのが、昭和に至るこの国の歴史です。 本文より引用
話は変わりますが、タイトルにもある
その意味を解説します。
司馬遼太郎の功績。
それは、大村益太郎や坂本龍馬といった人物の魅力を「発見」し「
宣揚」した功績に表れている。
実は、現代では広く知られている、明治維新の立役者坂本龍馬は、決して無名の志士ではなかったが、明治に生き残った元勲たちが目 立っていくなかで、ある程度忘れられた存在であったという。 つまり、龍馬は戦後社会で一般的にはそれほど知られた存在ではな かったという。
史料や回想録の多くにあたり、小説を著し、龍馬を国民的英雄に押し上げたのである。
これは、小島法師(琵琶法師)が残した、楠木正成の活躍を描いた「太平記」と同じである。 もともとは河内の国の小さな豪族に過ぎ
なかった楠木正成を、忠義の士として世に送り出したのが「 太平記」である。
歴史というのは、強い浸透力を持つ文章と内容で書かれると、読んだ人間を動かし、次の時代の歴史に影響を及ぼす。
上記の点で、司馬遼太郎も琵琶法師も歴史をつくる歴史家といえる。本書より引用
また
司馬遼太郎は誰よりも文献にあたった作家だといわれています。
最後に
司馬さんは、日本国家が誤りに陥っていくときのパターンを何度も繰り返し示そうとしました。
(中略)
その国の人々が持っている「くせ」「たたずまい」、簡単に言えば「国民性」といったものは、100年や200年単位でそう簡単に 変わるものではありません。
であるならば、20世紀までの日本の歴史と日本人を書いた司馬遼太郎さんを、21世紀を生きる私たちが見つめて、自分の鏡として 備えていくことはとても大切ですし、司馬さんもそれを願って作品 を書いていったはずなのです。 本書より引用
1932年ー1996年。日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。「竜馬がゆく」「燃えよ剣」「国盗り物語」「坂の上の雲」など、著書多数。(Wikipediaを基に作成)
【感想】勉強の哲学、来たるべきバカのために。勉強とは変身である!
1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。哲学/表象文化論を専攻。フランス現代思想の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。現在は、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。著書に『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生変化の哲学』、『別のしかたで――ツイッター哲学』、訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で――偶然性の必然性についての試論』(共訳)がある。文春オンラインより引用
以下のようなメッセージから始まります。
勉強とは、これまでの自分を失って、変身することである。だが人はおそらく、変身を恐れるから勉強を恐れている。
本書より引用
勉強とは「変身」であるといわれても
???
ってなりますよね。下記に補足します。
著者曰く、
勉強することで、勉強する前の自分と変わってしまう。
知識が、教養がついてしまう。
そのことで、
周囲との「ノリのずれ」を味わうことになるといいます。
ここで勉強をやめる人、勉強を続ける人に分かれるといいます。
勉強をやめる理由には
周囲とのノリが合わなくなることを恐れることが
一つの原因にあるとも書いてあります。
しかし、
勉強を続けることで
新たにノリが合う人々に出会える可能性も出てくるといいます。
勉強とはある種孤独であり、ある種新たな出会いでもあるのでしょう。
ちなみに、タイトルで使用されている「バカ」とは、変身を続ける者のことです。
また、
第4章の「勉強を有限化する技術」の結びが本書全体に貫通する一説だと思ったので、引用します。
勉強のきりのなさに打ちのめされず、ある程度で、「一応は勉強したことになる」という状態を成立させる。
情報過剰の現代においては、有限化が切実な課題です。
日々、「一応はここまでやった」を積み重ねる。ある仮固定から、新たな仮固定へと進んでいく。それが、勉強を継続するということ。だから、これは極論ですが、勉強は、どの段階でやめてしまっても、それなりに勉強したと言える。
中断による仮固定。
これは、読書について、バイヤール(ピエール・バイヤール。フランスの文学研究者。『読んでいない本について堂々と語る方法』(ちくま学芸文庫、2016)の著者。鈴木注)を参照しつつ行ったことと同じです。目次を読むのだって、拾い読みだって、読書である。そもそも、完璧な通読などありえない-。
同様に、ある分野をマスターしたなんていう「勉強完了」の状態はありえません。(中略)
中断によって、一応の勉強を成り立たせる。
どんな段階にあっても、「それなりに勉強」したのです。完璧はないのです。
しかし、中断の後に、また再開してほしい。中断と再会を繰り返してほしい。
そして、勉強を続けているもの同士の相互信頼に参加してほしい。
勉強を進めるうちに、友が必要になってくるでしょう。友は、教師よりも必要な存在です。
ノリの悪い友と、キモい友と、語りたくなる。
それこそがまさにノリであるノリ、自己目的的なノリを楽しんでいる、来たるべきバカ同士の、互いの奥底の無意味を響かせ合うような、勉強の語り合いへ。本書より引用
※最後から近い部分にある、「ノリの悪い」や「キモい」は、本書では褒め言葉であり、勉強を進めた者への敬称。
中断しつつ、それでも折を見て再開し、さまざまな勉強を横断的に進行させる。
その点と点がつながる瞬間に
勉強の享楽、自分の欲望を見出すことが出来る。
その時こそ、周囲と異なるある種の「バカ」になれる瞬間です。
これこそが、勉強の哲学だと学べる1冊です。
変化しまくって、100万分の1の存在になりましょう!!
100万分の1の存在ってなに??って方にはこちら
represent-suzuki.hatenablog.jp
ホリエモン、最近話題の本についてはこちら。
represent-suzuki.hatenablog.jp
represent-suzuki.hatenablog.jp
represent-suzuki.hatenablog.jp
represent-suzuki.hatenablog.jp
represent-suzuki.hatenablog.jp
本書のAmazonはこちら。
著者自身の言葉ですので、このブログの100倍詳しい内容です。bunshun.jp
【感想】10年後の仕事図鑑レビュー。100万分の1の存在になれ!!
#ホリエモン #落合陽一 #10年後の仕事図鑑 #藤原和博 #100万分の1 #SBクリエイティブ #キンコン西野 #藤原和博 #仲山進也 #1万時間の法則 #仕事 #再定義 #教育改革実践家 #組織にいながら自由に働く #ピーターの法則 #ピーターさん #目標型 #展開型
落合陽一・堀江貴文著、SBクリエイティブ、2018
この本を一言で言うと、
100万分の1の存在になれ
です。
つまり、オンリーワンの存在になるということです。
そのための方法とは、
100分の1×100分の1をかけ合わせる
ある1つの分野で100人万人に1人の存在になるには
途方もない時間と努力を要します
しかし、複数の分野をかけあわせることでオンリーワンの存在に近づけるといいます。
この法則を提唱したのは、
教育改革実践家である藤原和博です。
元リクルート出身で初の民間出身の校長となり、
さまざまな改革を行っています。
キンコン西野やホリエモン、落合陽一も世の中に改革を起こしているという点で共通しています。
(特にキンコン西野は著書のなかでたびたび「藤原さんの本は面白いから絶対呼んだほうがいい!と話しています。)
藤原和博について詳しく知りたい方はこちら
まず、100人に1人の存在になるには
1万時間の法則
を実践することです。
1万時間かければその分野で100人に1人の存在になれます。
継続は力なり
この言葉も、この法則に納得を与えてくれますね。
1万時間の法則を複数の分野で実践する
このことで、100万分の1になれます。
掛け算です。かけ合わせていくんです!
あなたは今の分野に何時間打ち込みましたか?
サラリーマンで概算すると、
1日8時間、1か月160時間、1年で1920時間
約5年で1万時間です!!!
※月間20日稼働、時間外は含めず。
いかがでしょうか?
1つの職場で5年間
異なる分野の2つの職場を経験すれば、
大卒で社会人になって10年目、
32歳で100万分の1になれます。
ざっくりとした計算ですが、考えの端緒にしてもいいのでは?
また、1万時間の法則を考えるうえで、
1つの会社に勤め続ける弊害もあります。
これは楽天大学学長の仲山進也が言っていたのですが、
1つの会社に長年勤めるとピーターの法則にぶちあたる
と話しています。
ピーターの法則とは、
能力を発揮してある程度の地位まで昇格すると、途端に仕事ができなくなってしまう
ざっくりいうとこんな感じです。
昔はバリバリの営業エースだったのが、中間管理職になった途端に無能化してしまう
アメリカの教育学者ローレンス・J・ピーターが提唱した考えです。
人には、自分の能力を最大限発揮できる環境・役職があります
自分の強み
というやつです。
あなたは今ピーターさんになっていませんか?
もし今の地位で自分がピーターさんになっているかも?と思ったら、
別の会社、別のプロジェクトで活躍する道があるかもしれませんね。
そこから、100万分の1につながるかもしれません。
さらにさらに、仲山進也によると
夢を叶える人は大きく2つのタイプに分けられます。
それは、
目標設定型と展開型です。
自分の目標(=夢)に向かって1つのことを誰よりも やるタイプです。
展開型は、
「こんなことがやりたい!」「ビッグになりたい!」という思いはあるのですが、それをかなえるための具体的な方法については人生の展開に任せていくというタイプです。
多くのサラリーマンや一般的な人は、展開型に分類されるといいます。
また、多くの人がそれに気づいていないようです。
1流のスポーツ選手やオリンピックの金メダリストは難しいかもしれないが、
100人に1人、つまり2~3クラスで1番だったらなれるんじゃ?
それを複数持つことで、
オンリーワン、ナンバーワンの存在になれる
1つの分野に固執しなくていいんです。
さまざまな分野に展開していくことで、
代替不可能な存在になれます。
最後に
ホリエモンと落合陽一からのメッセージをお送りします。
未来のことは誰にもわからないが、
自分のことは自分が一番よく知っている
だから、
自分にいま何ができるのかを考え続けるべき。
自分自身の価値が評価される価値主義に時代はシフトしている。
自分自身が他の人とどう差別化できるかがポイントになってくる。
考え方として、
AIに代替されて何がなくなるか
よりも、
AIを使って新しく何ができるのか
を考えよう。
この考え方がこれからの時代の本質
10年後、あらゆる産業が再定義される。
そのとき、自分はどんな存在になっているのか。考え続けよう。
組織にいながら、自由に働く。 仕事の不安が「夢中」に変わる「加減乗除(+-×÷)の法則」
- 作者: 仲山進也
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2018/06/15
- メディア: 単行本
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【感想】嫌われる勇気レビュー。お前の顔を気にしているのはお前だけ。
課題の分離とは、他者の課題には踏み込まないことです。あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むこと、 あるいは 自分の課題に土足で踏み込まれることで起こります。これは誰の課題なのか?馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできません。 同じように、他者を幸せな方向に導くことはできるが、本当に幸せになってもらうことはできない。自分で幸せになってもらうしかないのです。結局、他者は他者なのです。それならば、自分の課題と他者の考えは分離させて考えたほうがお互いトラブルもなく、幸せを追うことができます。その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か。 人の課題は人の課題、必要以上に踏み込まないことです。
幸せとは考え方です。
目次より
本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想<アドラー心理学>を、「青年と哲人の対話編」という物語形式を用いてまとめた一冊です。
欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な”答え”を提示します。この世界の真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか? もしくは、なにも変わらないのか・・・・・・。
さぁ、青年と共に「扉」の先へと進みましょうー。
最近タイトルがアドラー心理学っぽい書籍を見つけました。
多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。 (Sanctuary books)
- 作者: Jam,名越康文
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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