【感想】頭に来てもアホとは戦うな!アホには時間を使わず、自分に時間を使おう!!
25万部売り上げている本書。
2014年に出版され、今年2018年話題のビジネス書として注目を集めています。メルカリやAmazonの人気ランキングでも上位に入っているビジネス書です。
著者紹介
1963年生まれ。山一証券に新卒入社。日本の元政治家。元参議院議員。元自由民主党。
(Wikipediaもとに作成)
本書は読んだざっくりとした感想は、
これ自己啓発本じゃん!です。
タイトルにある「アホとは戦うな」という挑戦的なテーマはキーメッセージというより、本書のなかの一要素といった感じ。
本書では、著者の経験に基づいたアドバイス、愛読書や尊敬する人物(孫子の
キーメッセージは、
自分らしく生きる方法。
これだと思います。
どうでもいい他者のために時間を使わず、自分自身のために時間を使おう、と。
著者は特に政界に身をおいていたので、人一倍時間や人付き合いに関する感覚が敏感なのでしょう。
ちなみに、本書における「アホ」とは、以下の特徴を持つ人間を指します。
ここで想定するアホとはどんな人物だろうか?
一言で言えば、あな
たがわざわざ戦ったり、悩んだりする価値のない人間である。そし て不条理な人物である。 あなたにとって一見、目障りで邪魔である
。時として正当な理由もなくあなたの足を引っ張ってくる当たり屋 でもある。あなたに体当たりして絡んで、自分の価値を上げようと する人間だ。 (本書より引用)
印象的な部分
タイムコスト
という考え方を著者は提唱しています。
タイムコストを考えよ
何をするにしても自分の時間価値を常に意識しよう。1時間あったら何が生み出せるかを考えるのだ。
対人関係で思い悩んだり、苛立ったりする時間があれば、その時間で英語やビジネススキルを勉強したり、友人や家族と楽しく過ごし たり、英気を養うためにリラックスしてしゅみにいそしんだりした ほうがずっと生産的だ。
人生は長いと思うが、時間の使い方を誤ればこれほど短いものはない。他者に固執する人間はタイムコストを計算していない。 自分の
時間価値をわかっていないのだ。だから時間を無駄にする。
自分の時間をうまく投資すればどれだけの価値が生めるか?それを考えていれば、アホを相手にする時間がいかに無駄かわかるだろう 。
怒りに固執したり、張り合ったり、おせっかいをしようとしたりするすべてが、自分の時間価値をわかっていないことからくる。人間 に一番平等に配分され、それでいて人生で最も大切な資源は時間だ 。時間こそが価値を生む。
(本書より引用)
自分の時間をアホ、いわゆるどうでもいい人に時間を使っていませんか?
それは、とってももったいないことですよ、と著者は警鐘を鳴らしています。
時間こそ価値。
自分の時間を自分に投資すればどれだけの価値を生むことができるのか。
タイムイズマネーではなく
タイムイズライフだろ
と話していました。
時間はお金ではなく、人生に直結します。
自分が費やした時間の積み重ねが自分の人生になります。
タイムコストを意識して、自分の人生を自分らしく過ごしましょう。
最後に
本書を通じて何度も語られているのは、
「相手の立場に立って相手
言い換えれば、恕です。
恕とは、思いやりのことです。
あの大谷翔平選手を育てた北海道日本ハムファイターズ
自分の時間を過ごすこと、
思いやりを持つことが一度しかない人生を豊かにする秘訣です。
頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思い通りにし、最高のパフォーマンスを実現する方法
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/07/08
- メディア: 単行本
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