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【感想】組織にいながら、自由に働く。人生は展開型でうまくいく!?あなたの職場にピーターさんはいませんか。

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この記事は約7分で読めます。
  
ーこの本を一言で要約すると
サラリーマンは会社を使って使って使いまくれる存在!!
組織にいても自分のしたいことができるか考えてみませんか?
 
ーどんな人にオススメの本? 
すべてのサラリーマン、自由に働きたい人、転職・副業を考えている人、独立・起業を考えている人

 

 

【組織にいながら、自由に働く。仕事の不安が「夢中」に変わる「加減乗除(+−×÷)の法則」
 
みなさんこんばんは!!
本えもんです!!!!!
 
今日はvol.18です。
 
 
この本はざっくりいうと、
独立や企業をしなくても、組織のなかで自分のやりたいことはできる!
むしろ会社の信用も利用できるし、失敗しても死ぬわけじゃない。
 
 
ズバリ、
すべてのサラリーマンを勇気づける1冊
 だと思います!
 
著者紹介
楽天(株)楽天大学学長/仲山考材(株)代表取締役。商売系、組織・コミュニティ開発系の支援が専門。著書『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』『組織にいながら、自由に働く。』他
(Twitterプロフィールから引用)
 
 
本書の内容をざっくり、
1.「会社」の正体を見極めて、自分のしたいこととつなげよう。
2.職場にいる人を見極めよう。
3.あなたは目標型?展開型?自分がどちらか見極めよう。
こんな風に分けました。1つずついきます。
 
 
 
1.「会社」の正体を見極めて、自分のしたいこととつなげよう。
会社とは資本と信用を持つ存在です。
 
資本とは、お金や人です。
個人単位ではできないことも、会社がGOサインを出せばお金も人も出ることがあります、
 
また、会社には個人では持てないような信用があります。
企業に所属していることその事実が個人を実体以上に信頼させたり、大きく見せてくれることはよくあります。
「一部上場企業の課長です」あるいは「プロジェクトリーダーです」と聞くだけで人の見る目は変わります。
 
つまり、会社に属していることで、会社が築いた資本および信用の恩恵にあずかれるのです。
 
独立や企業をして、己の身一つで働こうとしている人、あるいはそういう人が周りにいる人は上記の前提を計算にいれてからでもいいと思います。
 
 
2.職場にいる人を見極めよう。
ピーターの法則」をご存知でしょうか?
ローレンス・J・ピーターが提唱した法則です。
 
ざっくりというと、
人は昇格を続けるとある時点で無能になる
という法則です。
 
皆さんの周りには「この上司、仕事ぶりも微妙でつまらないな。。昔はめちゃくちゃ仕事できたらしいけどな。。。」みたいな方、いないですか?
 
ずばり、その人がピーターさんです。
 
この法則を知ると、
ついていく人は選んだほうがいい
という話に説得力が増します。
 
自分がやりたいことを組織でやりたい!と思ったら、ピーターさんには気を付けましょう。笑
彼らは自分の仕事で手一杯ばかりか、現状維持や社内政治に時間を費やす存在でさえあるといいます(※人によりますが)
 
ピーターの法則の詳細はこちら。

ピーターの法則を実社会の組織に適用すると、現在の仕事の業績に基づいて、ある人材が今後も昇進できるかどうか判断することができる。すなわち、階層組織の構成員はやがて有効に仕事ができる最高の地位まで達し、その後さらに昇進すると無能になる。この地位はその人材にとって「不適当な地位」であり、もはやさらなる昇進は望めない。

このようにして、ある人材はその組織内で昇進できる限界点に達する。人は昇進を続けてやがて無能になるが、必ずしも高い地位がより難しい仕事であるという意味ではない。単純に、以前優秀であった仕事と仕事内容が異なるだけである。要求される技術をその人材が持ちあわせていないだけである。

たとえば、工場勤務の優秀な職工が昇進して管理職になると、これまで得た技術が新しい仕事に役立たず無能になる。このようにして「仕事は、まだ不適当な地位にまで達していない人材によってなされる」こととなる。

(Wikipediaより引用)

 
著者は、
ピーターさんに関わらず、職場で浮いても大丈夫
とも話しています。
自分が夢中になってやったことから、次の仕事につながる展望も見えるからです。
 
 
3.あなたは目標型?展開型?自分がどちらか見極めよう。
 
何かを達成する人には、大きく2種類あります。
目標達成型
計画を立てて着実に実行するのが目標達成型です。
イチロー本田圭佑がこれにあたるといわれています。
 
展開型
「具体的にやりたいこと」はないけど、いろんなことに興味が湧き、最終的にそれらがつながってやりたいことが実現されるのが展開型です。(あくまでざっくり)
自分はいろんなことに興味がある。
どちらかといえば一貫するよりも、とっちらかる方だ。
その点と点がつながり、何かを実現する。
様々な肩書を持つ人などは、展開型に当てはまる人が多いといわれています。
 
展開型のみなさん、朗報です。
昔から「やりたいことはないのか」と大人から言われることが多い環境にいた人も多いと思います。
その多くの大人は、「目標達成型」的な考えの人たちです。
しかし、展開型という考え方、展開型で成功している人も実は多くいます。
成功している人でも、誰でも初めから目標をきっちり立ててやれるわけではないのです。
 
ちなみに僕はこの本で「自分は展開型だ!」と思い至りました。
自分がどちらに当てはまるのか、一度考えてみるのはオススメです。
 
 
(ちょっとだけ)法則の話など
余白の法則
予定を入れまくるのではなく、どうやって余白をつくるのかを考える。その時間で、自分の好きなことをやりまくる。
忙しすぎる自分とは早めにおさらばしましょう。
 
滝の法則
立場などが異なる人を集めたほうが、意見交換が活発になる。所得やスキルなどが同じ人ばかり集まってしまうと、コミュニケーションが激減してしまう。
たまに違う部署の人や社外の人ともコミュニケーションをとると、今の仕事に活きるかもしれません、
 
仲山進也が影響を受けた本
著者は
「ブランド人になれ!」から多大な影響を受けているとも話しています。
トム・ピーターズが2000年に著した1冊です。
最近田端信太郎が出した本もこの本からタイトルを取っています。
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

 

 

20世紀の本ですが、腑に落ちる話がめちゃくちゃあるのでオススメです。

キンコン西野が言っている「価値主義社会の到来」を予言した1冊でもあります。

この本も近々レビュー記事をあげます。

 
最後に
本書は、すべてのサラリーマンに勇気を与えてくれる1冊です。
正直、めちゃくちゃオススメの1冊です。
 
 
明日も更新します☆
 
※敬称略
 
関連文献(6冊。うち仲山進也著作4冊)
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

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