【感想】僕らが毎日やっている最強の読み方。ネットは記憶に残らないからコスパが悪い。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本
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この2人の対談。
新聞の読み方、テレビニュースの見方、ネットの使い方、書籍の読
知識人の2人の含蓄のある言葉を、今回は引用を交えて紹介していきます。
今回は、その中で特に響いたものについて引用を交えて紹介する。
まず、新聞の読み方について。
新聞は2紙以上読むこと
をオススメしています。
これは、知識や思想に偏りがでないようにするためです。
各新聞社に特徴があることを踏まえて、新聞は2社以上読むことを
以前は各新聞社の記事に大きな差異は無かったといいますが、2013
NHKの籾井会長就任時や安倍首相の靖國神社参拝の取り上げ方か
また、新聞は端から端まで読む必要は無いといます。
朝刊の文字数はおよそ20万字、書籍にすれば新書約2冊分。じっ
そのため、新聞は1から10まで読み込もうとするのではなく、気
あの2人でもそうしているということ
新聞の読み方から変えてみるのが身近なアクションかもしれませんね!
さらに、
ネットの記事を漁ること、いわゆる
ネットサーフィンはコスパが悪いと一刀両断しています。
ネットの情報は玉石混交で、そこから「玉」だけを選ぶのは、かなりの知識とスキルが必要ということです。
誰もが情報発信できるということは、裏を返すと、新聞や雑誌がもつ「編集」と「校閲」という重要な2つの機能が欠如しているとい うことです。
ひとことで言うと、ネット空間は「ノイズ過多」なんですね。ノイズ情報をいかに除去するかが、ネットから「玉」の情報を得るポイ ントです。
ネットで得られる情報の多くは二次情報、三次情報です。(本書より引用)
ネットの情報は原文がどこなのか隠れやすく、玉石混交。
そのため、原点を探し当てることに労力がかかるといいます。
ネットの記事も、結局は新聞の記事から来ていることが多いそうです。
その意味でも新聞をもっと読むことが原点にあたる秘訣ですね。
また、上記を踏まえて、
ネットは上級者のツールである
と分析しています。
さらに、
プリズム効果によってほとんど記憶に残らないため
ネットはコス
プリズム効果とは、
特定の情報が大きく見えることでほかの情報が見えにくくなってしまうことです。
プリズム効果について詳しくはこちら。
ネットは上級者のツールですね。
上手に活用すれば、マスメディアが報じない情報を広く深くとることもできるが、活用するスキルをもたないと、時間ばかりを浪費し てしまう極めて効率の悪いツールにしかならないわけです。
(中略)
ネットにはプリズム効果があります。
ネットサーフィンの良くない点は、時間の浪費に加えて、そこで見た情報がほとんど記憶に残らないことですね。 (本文より引用)
プリズム効果、、、
特定のものしか見えなくなるのが恐ろしいですね。
ネットを見続けると馬鹿になる
というのは迷信ではないのかもしれません。
もちろん、どんなツールも使い方次第なので
上手に活用する、使い分けることが惑わされない方法ですね!
まとめ的なもの
知の巨人2人の対談
特に新聞の読み方や、ネットの使い方についてこれまでと全く違う
変身した気分です。
※この場合の変身は「勉強」の意味です。
勉強とは変身である、について詳しくはこちら。
represent-suzuki.hatenablog.jp
一生変身し続けるために、先人から大きな激励を受け取った気分です。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者: 池上彰,佐藤優
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