【感想】お金2.0 新しい経済のルールと生き方。お金のための働く時代はもう終わる!
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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今日紹介するのは、
「お金2.0」
です。
20万部突破のバズりもバズり、大バズりした一冊です。
この本も幻冬舎が送るNewsPicksBookの一つです。
つまり、
佐藤航陽 × 箕輪厚介
というわけです。
この時点でワクワクしてきた方は、
すでにビジネス書に精通しつつありますね。笑
本ブログでも箕輪厚介について、たびたび言及しています。
いま日本で一番勢いのある編集者です。オンラインサロンなどの活動も行っていますね。
気になる方はこちら。
represent-suzuki.hatenablog.jp
佐藤航陽ってどんな人?(著者紹介)
早稲田大学法学部中退。大学在学中の2007年に起業し、2011年にアプリ収益化支援プラットフォーム「metaps」のサービスを開始。2015年にマザーズ上場。著書に『未来に先回りする思考法』「お金2.0」
「テクノロジーでお金の在り方を変える」をミッションに、時間市場 http://timebank.jp と仮想地球 http://exa.earth を作ってる人。
著書『お金2.0』がAmazonランキング大賞のビジネス書で日本1位を受賞・20万部突破。
(佐藤航陽Twitter、クーリエジャポンをもとに作成)
タイムバンクというサービスを生み出した株式会社メタップスの代
「ビットコインの盛り上がりはここからが本番だと思っ
ている。今後お金はだんどん余っていくだろう。お金のために働く 時代はもう終わる」
竹中平蔵
お金2.0とは、
お金の概念・考え方、お金を取り巻く環境そのものが既存の考えとは変化していく
ことを示した表現です。
本文中でもその点触れているので、引用します。
Fintechとは、financeとtechnologyを組
み合わせた造語で、ITなどの新たなテクノロジーの進化によって 金融の世界が破壊的に変化するトレンドを指します。
FinTech1.0.とは、簡単に言えばすでに存在してる金融の概念は崩さずに、ITを使ってその業務を限界まで効率化するタ イプのようなものです。 典型例がスマートフォン端末を用いた決済、ネットで多くの人から 資金を集めるクラウドファンディングなどが挙げられます。
FinTech2.0は1.0.とは全く異なり、近代に作られた金融の枠組み自体を無視して、全くのゼロベースから再構築するも のです。典型がビットコインです。2.0は抜本的にこれまでの社 会基盤を作り変えてしまうポテンシャルがあります。
ただ、2.0はあまりにも既存社会の常識とは違うので今の経済のメインストリームにいる人たちにとっては会議や不安の対象になり やすいといった特徴があります。 そして、それこそが全く新しいパ
ラダイムシフトであることの証でもあります。
つまり、
2.0は、既存のサービスそのものを再定義するパラダイムシフト
お金2.0の時代がもう既に到来しつつあると著者は話します。
お金2.0を知るために
「お金ってそもそも何?」
という疑問を一緒にたどりましょう。
お金の起源から、現在に至るまでの流れを紹介します。
そもそもお金は、価値の保存・尺度・交換の役割があるといわれて
いる。 世界最古のお金は紀元前1600年ぐらいの貝殻とされてい
る。
お金が宗教や身分よりプレゼンスを強めたのは、今から300年前の18世紀ごろである。
ヨーロッパでいくつか革命が起き、産業革命を経て、身分からお金へパワーシフトが起き、お金が社会の表舞台に主役として登場して きた。
また、お金をつくるのは中央銀行である。意外なことに、国家が国
家が管理する中央銀行がお金を刷って、国の経済をコントロールす るようになったのはつい最近のことであるという。
1833年にイングランド銀行が発行する銀行券を法定通貨と定めて、1844年にピール銀行条約で国営化されたことから、国家が 中央銀行を所有して国の経済をコントロールする枠組みが出来上が った。 これを見たアメリカや日本がイギリスを真似し、ここ
から様々な国家に中央銀行制度が取り入れられ、今の体制が出来上 がった。
(本文より引用)
人類の歴史で見ると、中央銀行があり、国がお金を管理し始めたのはごく最近なんです!
そして、お金の起源をたどる旅は現在につながります。
こうして遡ってみると、中央銀行が本格的に普及したのはこの100年ほどであることがわかる。 私たちの4世代ぐらい前の時代では
当たり前に存在するものではなかったのである。
中央銀行が通貨を発行し、国が経済をコントロールするのが標準になってまだ100年程度と考えると、最近出てきた仮想通貨やブロ ックチェーンなどの新しい仕組みが100年後に標準になっていた としても、それほどおかしな話ではないかもしれない。
(本文より引用)
つまり、
今当たり前だと思っている国が主導する経済の仕組みは、
今後変わってもおかしくないということです。
これを受けて、
著者は今後の経済の仕組みをズバリ予言します。
それは、
です。
資本主義で一番大切なことは資本を最大化すること、簡単に言えば
一方、
価値主義で一番大切なことは、価値を最大化することです。
ネットワークの力で、信用を集め世界のニーズに答えることで自身の価値を高め、収入を得ることが個人レベルで可能になりました。
また、価値主義社会は、昨今のユーチューバーのような存在やSNSの台頭からも感じることができます。
ユーチューバーにとっての視聴者の興味・関心
Faceboo
NPO法人での活動など、
今後は何に価
彼らにとって一番大事なものは、
「資本」ではなく「価値」であり「信用」です。
これについては、キンコン西野も同様のことを話しています。
represent-suzuki.hatenablog.jp
ユーチューバーにとって一番恐ろしいのは
信用を失うこと、世間から価値を認められなくなることです。
逆に、価値さえ認められ続ければ、
極端な話、今すぐ全財産を失ってもある意味平気です。
なぜなら、
彼らは築き上げた「価値」「信用」を活用して、再びお金を得ることができるからです。
これもひとつの経済圏です。
一部のユーチューバーでたとえると、
ヒカキン経済圏、水溜まりボンド経済圏、フィッシャーズ経済圏、といった感じでしょうか。
熱烈なファンがついているので、手元にお金がなくても動画を投稿し続けることで彼らには収入が入り続けます。
すごい時代だと思いませんか?
これが、価値主義経済の一例です。
今後はユーチューバーに限らず、さまざまなところに経済圏が誕生していくことでしょう。
まとめ
経済圏は今後あらゆる場面で生まれる可能性があり、それを2.0
つまり、自分の価値を高めておけば何とでもなる世界が実現しつつあるとい
お金はあくまで道具です。
これからは自分の価値を高めるために
これからの経済を知りたい方は是非ご一読ください。
満足できると思います。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
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