【感想】伝え方が9割。伝え方はセンスではなく技術だ!ノーをイエスに変える、仕事にも恋愛にも生きるテクニック。
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ーこの本をざっくり要約すると
話し方、書き方に代表される「伝え方」を今日から変えられる。 自分の扱う言葉を変えることで、 自分の周りの世界をも少しずつ変えることができる。
ーどんな人にオススメの本?
仕事、恋愛で成功したい人!お願い力を上げたい人!
【伝え方が9割】
佐々木圭一著、ダイヤモンド社、2013
みなさんこんばんは!!
本えもんです!!!!!
今日はvol.15です。
今日の本を一言で紹介すると、
物事を思い通り進めるには伝え方が9割、
上手に伝えるためのテクニック教えます☆
です。
ジャンルでいうと、
ハウツー本ですね。
著者紹介
佐々木圭一(1972~)コピーライター、作詞家、上智大学非常勤講師
上智大学大学院を卒業後、1997年博報堂に入社、
2014年クリエイティブブティック「株式会社ウゴカス」を設立。もともと伝えることが得意ではなかったにもかかわらず、新人時代コピーライターとして配属され苦しむ。
コピーを書いても採用されない毎日。「紙のむだづかい」という意味で、つけられたあだ名は「最もエコでないコピーライター」。
ストレスから1年間で体重が15%増、アゴもなくなる。
あるとき、伝え方には技術があることを発見。そこから伝え方だけでなく、人生ががらりと変わる。
後に、スティーブ・ジョブズおかかえのクリエーター、リー・クロウのもと、米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。日本人初、米国の広告賞「One Show Design」で金賞を獲得(Mr.Children)。
カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。
郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。
著書『伝え方が9割』はビジネス書年間NO.1を獲得。※紀伊國屋書店新宿本店調
日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、ライフワークとしている。(株式会社ウゴカスHPコピーライター佐々木圭一|株式会社ウゴカスより)
著者は、
伝え方はセンスではない、技術だ。
と断言しています。
(株式会社ウゴカスHPコピーライター佐々木圭一|株式会社ウゴカスより)
じゃあ、
いわゆる「センスがない」人でも技術として身に着けることができる
ってことですね。
ワクワクしてきませんか?
早速、技術の中身を見ていきましょう!
本書のテクニックは4つに分けられます。
1.「ノー」を「イエス」に変える技術
2.「イエス」に変える7つのテクニック
3.「イエス」に変える3つのテクニック
4.強い言葉をつくる5つの技術
1つずつ見ていきましょう!
1.ノーをイエスに変える技術
あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にない。相手の中にある。
2.「イエス」に変える7つの切り口
1.相手の好きなこと
デートしてください
→「驚くほど旨いパスタどう?」
2.嫌いなこと回避
芝生に入らないで
→「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」
3.選択の自由
デートしてください
→「驚くほど旨いパスタの店と、石釜フォカッチャの店どちらがいい?」
4.認められたい欲
残業お願いできる?
→「きみの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」
5.あなた限定
自治会のミーティングに来て
→「ほかの人が来なくても、斎藤さんだけは来てほしいんです」
6.チームワーク化
勉強しなさい
→「いっしょに勉強しよう」
7.感謝
領収書を落としてください
→「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか」
3.「イエス」に変える3つのステップ
Step1.自分の頭の中をそのままコトバにしない
Step2.相手の頭の中を想像する
Step3.相手のメリットと一致するお願いをつくる
例.
Step1.デートしたい(と思う。)
Step2.×興味ない人とデートしたくない。〇初めてのものが好き、イタリアンが好き
Step3.「驚くほど旨いパスタどう?」
4.「強いコトバ」をつくる5つの技術
1.サプライズ法~超カンタンだけどプロも使っている技術~
1.伝えたいコトバを決める
2.適したサプライズワードを入れる
例.「そうだ、京都、行こう。」
※この場合、「そうだ、」がサプライズワードにあたる。「あ、小林製薬」もこのテクニックを使用している。
1.伝えたいコトバを決める
2.正反対のワードを前半に入れる
3.前後がつながるよう自由につくる
例.「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」
※正反対のワードを前半に入れることで、ギャップにより伝えたいことが強調される。オバマの演説ライター、ジョン・ファブローが作成。
3.赤裸々法~あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術~
1.伝えたいコトバを決める
2.カラダの反応を想像
3.赤裸々ワードを入れ込む
例.「くちびるが震えてる、あなたが好き。」
※心の中をさらけ出す表現として、好きから連想させた「くちびるが震える」を使用。
4.リピート法~相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術~
1.伝えたいコトバを決める
2.くり返す
例.「今日は暑い、暑い。」
※名曲と呼ばれる曲の95%に使用。サザンオールスターズの「希望の轍」、西野カナの「会いたくて会いたくて」、童謡の「およげたいやきくん」など、ほか多数。リンカーンの「人民の、人民による、人民のための政治」でも使用。
5.クライマックス法
~寝ている人も目をさます、強烈なメッセージ技術~
1.いきなり「伝えたい話」をしない
2.クライマックスワードから始める
例.「ここだけの話ですが、私はカレーが好きです。」
※「ここだけはメモしてほしいのですが、」、「これだけは覚えてほしいのですが、」などもクライマックスワードに含まれる。大学講師も務める著者ならではの気づきだった。人の集中力はせいぜい20分前後。クライマックスワードがあれば、集中力は復活する。
本書は、読んだらすぐに実践できるテクニックに溢れている一冊です。
その証拠に、
今日まさに、上長に送るメールの内容に本書のテクニックを使って手を加えました。
その結果、上長から「なんか今回のメール見やすかったね」と言われることに。
驚くのと同時に、すごすぎて笑ってしまいました。
明日からもバンバン多用していきます。笑
無意識で、このテクニックを使いこなせるようになれば、
間違いなく昨日今日よりコミュニケーションの質は上がると思います。
知っていない人よりも、知っている人のほうが見える世界が変わると思います。
この記事を読んだ皆さん、ぜひご一読ください。
2013年に出たものですが今日読んでもほぼ間違いなくタメになる内容が入ってます。
「まんがでわかる」シリーズでも2017年に出版されているみたいですね。
ビジネス書verがめっちゃくちゃ読みやすいのでわざわざ漫画にする必要もないかと思いますが、一応リンク貼っておきます。
明日も更新します☆
※敬称略